キセルガイの仲間(キセルガイ科)
殻長(殻の高さ) 10 mm〜30 mm(種ごとに異なる)
キセルガイ科貝類は、煙管のような形をしており、日本国内で200種近くが知られている。大島では5種が生息し、貝塚からも一部の種が見つかっている。ヒクギセルは島内全域に広く分布する。次いで、ヒカリギセル、ハコネギセルが森林内でよく見られる。ヒロクチコギセルは神社周辺でのみ見られ、ハチジョウノミギセルは元町の一部だけで見つかっている。キノコや落ち葉だけでなく、樹皮やガードレールなどに付着する藻類等を食べると考えられている。
場所 島中どこでも
季節 いつでも(冬は落ち葉や倒木の下、樹洞中で冬眠)
見どころ 同じように見えても、よく見ると形が僅かに異なること。平地とカルデラ内のような環境、落ち葉の中や樹皮上のような微小な生息場所の違いにより、異なる種が見られるのが面白いポイント!

ハコネギセル(北の山地区で撮影)。大島で最大のキセルガイ。30 mmほどの大きさにまで成長する。若い個体は紫色の殻色を示す。

ヒクギセル(岡田地区で撮影)。15 mm程度のキセルガイ。伊豆諸島内での形態差が非常に大きい。大島の個体は紡錘状の形をしている。

ヒカリギセル(島外で撮影)。ヒクギセルよりも僅かに大きい。

ハチジョウノミギセル(元町地区で撮影)。10 mmほどの比較的小さなキセルガイ。落ち葉の下で、写真のように群がっていることが多い。

ヒロクチコギセル(岡田地区で撮影)。10 mm弱と小さいながら、樹皮や樹洞をよく見ると、非常に多くの個体が付着している。殻の表面が火炎彩と呼ばれる巻きに垂直方向な縞模様が見られる。

大島ではキセルガイが壁にまとまってついていることがよく見られる。写真のキセルガイはヒクギセル(岡田地区で撮影)。

ヒカリギセル(裏砂漠)。大島では裏砂漠に多く、真っ黒な地面に風化した真っ白なキセルガイの死亡した殻が目立つ。