シモダマイマイ(ナンバンマイマイ科)

殻径(殻の横幅) 約30 mm

本種は伊豆半島南部と伊豆諸島(大島〜神津島)に在来分布する。三宅島と八丈島では外来種である。海岸線沿いからカルデラ内まで広く分布し、殻色には暗色と明色の多型があることが知られる。暗色の殻色は先天的に生存率が低いものの、紫外線環境下では生き残りやすいことがわかっている。そのため、島により集団を占める殻色の割合は異なっている。大島は開けた場所が多いため、他の島よりも暗色が多い傾向にある。樹皮やガードレールなどに付着する藻類や落ち葉等を食べると考えられている。

場所 島中どこでも

季節 いつでも(冬は落ち葉や倒木の下で冬眠)

見どころ 大島ではとにかく至る所で見られて、生活しているとあまり貴重な実感が湧かないが、日本全体で見ても、世界全体で見ても、実はここにしかいないという特別な貝。さらに本種は、ペリー提督の黒船艦隊が下田に来航した際に採集され、米国でJayにより記載された歴史的な種でもある。まさに伊豆半島・伊豆諸島を代表する世界的なカタツムリ!

シモダマイマイ(裏砂漠で撮影)。雨の日には裏砂漠を這っている姿もよく目にする。

シモダマイマイ(岡田地区で撮影)。大島でよく目にするクリーム色の殻色に、色帯と呼ばれる黒い帯が見られるパターンの個体。

シモダマイマイ(北の山)。大島では珍しい殻色のパターンをしている。

シモダマイマイ。カルデラ内の退避壕では、シモダマイマイが頻繁に見られる。

シモダマイマイ(1986年A溶岩流で撮影)。真夏の溶岩流上でも目にする。溶岩流上では暗色の個体が多い。

大島ではヒメマイマイカブリに食べられているところを比較的良く目にする(岡田地区で撮影)。

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