コケリンドウ(リンドウ科)
日の当たる草地に多く見られ、三原山の登山道沿いでは春になるとたくさん咲いている(2025年現在)。小さな体で太陽の光をいっぱいに浴びて咲く姿は「かわいい!」と大人気!花は太陽が大好きで、曇りや夜には花を閉じてしまう。地面一面に花が咲いていると、まるで星空のよう!タネは果実(さや)から溢れた雨水に乗って分布を広げていくと言われているので、春の雨の日に足元を見たら果実からタネが溢れ出る様子が見られるかもしれない。
場所 三原山周辺・森
季節 春(花)

三原山の登山道沿いに、まとまって生えている場所がある。(撮影日 2025/05/03)

花を開いた時の大きさは1〜1.5cmぐらい。(撮影日 2025/05/03)

まずオシベが先に伸びて花粉を飛ばし、その後メシベが伸びて他の花の花粉を取り込む。(撮影日 2025/05/03)

メシベの先端は2つに裂ける。(撮影日 2025/05/03)

元に「ロゼット」と呼ばれる台座のような葉があるのが他のリンドウとの違い。(撮影日 2025/05/03)

ロゼットは黄色く枯れたり、無くなっている時も多い。(撮影日 2025/05/03)

果実(さや)が縦に裂けて開く(撮影日 2015/06/09)

雨の日に覗いてみると、タネを見つけられると思う。(撮影日 2021/05/17)

時にはアリにタネを盗まれてしまうこともある!(撮影日 2015/06/09)

4月には、早春に咲くフデリンドウの花と、春本番に咲くコケリンドウの花が同時に見られることもある。(撮影日 2017/04/16)
全国に分布し、「神津島花図鑑」「ハチジョウ島の植物ガイド」掲載されている。