シチトウスミレ(スミレ科)

三原山から海岸まで、日当たりの良い場所ならどこでも出会える、伊豆大島で最も身近なスミレ。この花が咲くと、「春が来た!」と思う。伊豆諸島や伊豆半島南部に分布するタチツボスミレの変種で、葉が厚く光沢があるのが特徴と言われているが、はっきりしないものもいる。葉の付け根にある小さな葉「托葉(たくよう)」には大きな切れ込みが入っているとされる。

場所  三原山周辺・森・海岸・民家周辺
季節  春

早春にカルデラ内に咲いていた。花は1.5~2cmで薄青紫。(2022年2月27日 撮影)

崩れやすい崖に生えると、砂(火山灰)が降ってくることも…(2025年3月18日 撮影)

薄青紫色の花に混ざって白い花を見ることもある(シロバナタチツボスミレの可能性あり)この花は、雨に濡れたせいか花弁が透けていた!(2023年3月24日 撮影)

ハート型で縁取りがギザギザしている葉も、可愛くて推しポイント!(2020年5月22日 撮影)

托葉(葉の付け根にある、小さな葉のような部分)の切れ込みが大きいと言われている。(2025年3月23日 撮影)

小さくて目立たないタネは、注意してみないと存在を見落としてしまう。(2020年5月22日 撮影)

海岸近くに生えていた個体のタネ。アツバスミレと比べると鞘が小さいし、タネの数も少ない。(2020年5月22日 撮影)

アツバスミレのタネとシチトウスミレのタネの大きさや数に興味のある人は、以下のブログをご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/8490945132b52d2e0a3d06db85de7e6e

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