シチトウエビズル(ブドウ科)

伊豆諸島に自生する野生のブドウの仲間。本土のエビズルによく似ているが、葉はやや大きく、切れ込みは浅い。葉の裏には白〜茶色のふわふわとした綿毛が密生しており、これが最大の識別ポイント。初夏〜夏には黄緑色の小さな花を咲かせ、秋には黒く熟した実をつける。実は酸味が強いが美味で、酒に漬けて楽しむ人もいる。つる性植物であり、木やフェンスなどに絡みながら勢いよく成長するツル植物。雌雄異株。

場所 海岸・民家周辺・森の林縁
季節 夏(花)・秋(果実)

テリハノブドウと同じ時期に若葉が目立つようになる。同時に蕾も目につくようになる。(撮影日 2025/06/13)

葉裏にはフワフワの毛がある!(撮影日 2025/06/1)

裏の毛は成長すると赤くなる傾向がある。 (撮影日 2025/07/01)

テリハノブドウと近くに生えていることも多いが、葉裏の質感、色はずいぶん違う。(右が7島エビズル、左がテリハノブドウ)(撮影日 2025/6/17)

テリハノブドウに比べ、高い木などに這い上がり、垂れ下がることが多い。(撮影日 2025/08/01)

雄の花は良く目立つ (撮影日 2025/06/20)

オシベが長い(撮影日 2025/06/20)

メスの木の花は、メシベが目立つ。(撮影日 2025/07/21)

果実ができる時期は幅があり、少しずつ熟す。(撮影日 2025/06/29)

9月になると黒く熟し、食べられる。島では「エベズ」の名で親しまれている。(撮影日 2025/09/12)

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