テリハノブドウ(照葉野葡萄)(ブドウ科)
海岸近くに生えるツル植物。
ノブドウの海岸型と言われ、葉に光沢がある。
同じような環境に生えるシチトウエビズルに比べ、あまり高い木に這い上ることはなく、地面を這ったり低木に巻きついたりしていることが多い気がする。秋に実る実は水色や青紫に色づいて、とても美しい。一見すると菓子のようだが、甘みがなく美味しくない!雌雄同株。
場所 三原山・海岸・民家周辺
季節 夏(花)

6月になると若葉が目立つようになる。(撮影日 2025/06/17)

シワシワのシチトウエビズル(右)に比べ葉にややツヤがある。(撮影日 2025/06/17)

葉が伸びる頃には、小さな蕾もできる。(撮影日 2025/06/20)

花弁(花びら)とオシベは5個。メシベは1個。(撮影日 2025/06/21)

たまには花弁とオシベが少ない花もある。(撮影日 2025/06/21)

花弁とオシベは早く落ち、メシベが残る。「花盤」と呼ばれる盃型の部分が密を出すので、虫たちが寄ってくる。(撮影日 2025/06/20)

果実が熟す時期は様々で、かなり幅がある。(撮影日 2025/07/17)

果実は、お菓子のようで美しいが、虫が入っているものも多いと言われる。(撮影日 2022/09/05)

薄紫色の実を割って、虫がいないのを確認して食べてみた。甘みがなく不味かった! (撮影日 2025/09/12)