アズマイバラ(オオフジイバラ)(バラ科)

三原山周辺の草地などで、6月になると咲き始める、白い野生のバラ。満開の時は清楚な美しさが、荒々しい黒い溶岩や砂漠地帯を彩る。地面を這うタイプではなく、周囲の草や木にひっかかりながら這い上がっていくのが特徴。枝には鋭いトゲがあり、刺さると痛い!花は、同じく島で見られるテリハノイバラと大きさも形もそっくりだが、葉の厚みやツヤ、トゲの形などが違う。図鑑などにあるアズマイバラと、葉の数や花の大きさなどが少し異なるが、今回は一番特徴が近いアズマイバラとしてまとめた。

場所 三原山
季節 夏(花)

裏砂漠で他の草に捕まって広がっていた。(撮影日 2020/06/07)

1986年溶岩の上にも成長中。(撮影日 2025/06/09)

花を測る機会を逃したが、テリハノイバラと同じサイズに見えるのでたぶん3〜3.5cmぐらい。(来年以降に計測予定)(撮影日 2025/06/09)

満開時はゴージャス!(撮影日 2025/06/09)

メシベ、オシベの様子もテリハノイバラとそっくり!(撮影日 2025/06/09)

小葉は7〜9枚。テリハノイバラに比べると光沢がない。(撮影日 2025/06/09)

とはいえ、中にはやや光沢があるものも。(撮影日 2025/06/18)

托葉は、先端は長く尖るが、それ以外は短いギザギザ。(撮影日 2025/06/18)

棘はまっすぐ生え、鎌形に曲がるテリハノイバラと異なる。(撮影日 2025/06/09)

温泉ホテルから裏砂漠に行く道の途中に淡いピンクの花をつける木がある。(撮影日 2025/06/09)

アズマノイバラの色彩変異か園芸種が逃げ出したのものか不明。(撮影日 2025/06/09)

若い枝は、地面を這うのではなく、地面スレスレの空中を横に伸びる(撮影日 2025/06/18)

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