オオバヤシャブシ(カバノキ科)

噴火後の裸地が草地に変わる頃、この植物が、樹木としては一番乗りでやってくる!枝に花のつく順番がヤシャブシと違い、雌花が枝先につく。根にある瘤にバクテリアがいて、空気中の窒素を取り込めるため、窒素のない溶岩地帯でも生きられる。同じ木に雌花と雄花がつく。

場所 三原山周辺・森・民家周辺
季節 春(花)

雌花が雄花よりも枝先につくのがヤシャブシとの違いと言われている。なぜかを考えるのが面白い! (2021/03/11 撮影)

雄花には花粉をたっぷり詰めた小袋がいっぱい! (2022/03/17 撮影)

赤いメシべを、めいっぱい伸ばした雌花。ここまで赤いものは少ないので、出会えたらラッキー!(2019/05/05 撮影)

葉脈が平行で、縁はギザギザ(鋸歯)がある素敵なデザインの葉。特に若葉の時期は美しいので観察してみて!(2025/03/27 撮影)

窒素が多く含まれた葉は冬になると枯れて落ち、土に窒素を補うため、緑化目的で植えられることもある。(2025/04/10 撮影)

枝についた焦茶の実は、翌年の実ができる頃まで枝に残ってよく目立つ。(2025/02/17 撮影)

実の隙間には、長さ3〜4mmの種子がたくさん入っている!(2025/04/24 撮影)

種子には風で飛ぶための翼がある!(2025/04/24 撮影)

昨年の実と今年の実の位置を見ると、1年分の成長の様子がわかる。手に乗せている枝の右端の茶色い実から、左端の緑色の実までが1年分。1m近く伸びている枝もあります!(2025/04/22 撮影)

自宅周辺では6〜7mの高さの木に成長している。(2025/04/24 撮影)

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