オオシマザクラ(バラ科)
伊豆諸島に広く分布。伐採後や噴火後の、再生途中の森で多くみられる。栄養の乏しい1986年溶岩の上でも年々成長している。開花時期は個体によって違いがあり、2月〜4月中旬までだが、花盛りは関東のソメイヨシノとほぼ同じ時期。(ソメイヨシノはオオシマザクラ♀とエドヒガン♂の掛け合わせと言われている)野生種ゆえに一本一本個性があるので、じっくり違いを楽しんで!
場所 三原山周辺・森・民家周辺
季節 春(花)

大きくて白い花が多く、葉と同時に花が咲く(2022/04/10 撮影)

ピンクが混ざった花もある。桜餅の葉はオオシマザクラの葉の塩漬け(2024/04/05 撮影)

サクラは残った果実に十分な栄養が行き渡るようにするため自ら実を落とす(自己摘果)(2022/05/05 撮影)

この赤い実が黒く熟すと、甘〜くなる!(2022/05/05 撮影)
生き様 A

2019年から4年連続で毛虫に葉を食べ尽くされ、弱って花が咲かなくなっていたサクラの木。写真の左半分に枝広げている木です(2024/04/14 撮影)

2024年から復活しポツポツ花が咲き始めた!よく頑張った〜!!「いつか森になる道」にいるので、見かけたら褒めてあげてください!(2024/04/14 撮影)
生き様 B

1986年溶岩の上で生きているサクラ。たびたび枝が折れるので、なかなか大きくなれない。(2024/04/14 撮影)

強風にさらされながら、毎年元気に花を咲かせる(2024/04/14 撮影)
見どころ1 大島一周道路

一番手頃にオオシマザクラを楽しめる。 岡田港から元町に向かう一周道路沿い(2020/03/31 撮影)
見どころ2 三原山展望広場

山頂口バス停を降り、山に向かってすぐ右側の階段を登ったところにある展望広場。 眼下に広がる桜の木々は見事!(2020/04/10 撮影)
見どころ3 割れ目噴火口

大島温泉ホテルと山頂口の中間ぐらいにある「割れ目火口」の看板を入る。遊歩道に沿って小高いところに登って振り返ると、見事な景色を独占できる!(2022/04/10 撮影)
見どころ4 大島公園

椿園の奥の方にオオシマザクラが植えられている。 運が良いと桜と椿を一緒に写真に撮れる!(2022/03/30 撮影)
見どころ5 椿花ガーデン展望台

薪が燃料だった時代に伐採された後の、再生途中の森で生きるオオシマザクラが一望できる!(2021/03/23 撮影)
見どころ6 桜株

樹齢800年以上と言われる老木。強風で倒れた枝から根が出て4株に分かれ、それぞれに花が咲く。弱っているが威厳がある。国の特別天然記念物。(2024/04/02 撮影)
見どころは、他にもたくさんあります。 ぜひお気に入りの場所を見つけてお楽しみください!