テリハノイバラ(バラ科)

伊豆大島では、日当たりの良い海岸沿いの道でよく見かける落葉低木。夏にサンダルで歩いていると、うっかり棘が足に刺さって痛い思いをすることもあるので要注意!
白く目立つ花は初夏の海岸風景に、美しさを添えている。同じバラの仲間であるアズマイバラと似ているが、枝が立ち上がることなく地面を這うこと、葉に艶がありやや硬いことなどの違いがある。伊豆大島では山と海で住み分けているようだが、神津島では標高の高い天上山でもこのテリハノイバラが見られるという。

場所 海岸
季節 夏(花) 

海岸近くの草地などに這って伸びる。写真右3分の1にある白い部分が花。(撮影日 2013/06/12)

白い部分に近づくと満開の花が!(撮影日 2013/06/12)

茎は地面を這う。(撮影日 2025/06/16)

花は3.5cmぐらいが多く、花びら(花弁)は5枚。(撮影日 2025/06/16)

たくさんのオシベが華やか! メシベは合着し1本になり毛があるのが特徴らしいが、上から見るだけだとよくわからない。(撮影日 2025/06/16)

花は夕方には閉じ始める。写真は17時ごろ。(撮影日 2025/06/13)

小葉は7〜9枚。(撮影日 2025/06/21)

ツヤツヤで厚い葉と托葉(葉の付け根にある葉のような部分)が特徴!(撮影日 2025/06/21)

棘は先端がやや曲がり、鋭い鎌のよう。(撮影日 2025/06/16)

実は赤く熟す。(撮影日 2020/12/03)

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