ニオイウツギ(スイカズラ科)
明るい場所が好きな落葉低木で、伊豆大島では島のあちこちに見られる。
荒地や噴火後の草地にいち早く姿をあらわす“パイオニア植物”で、「いつか森になる道」では年々数が増え、2025年現在「ニオイウツギ街道」とでも呼びたくなるような景色になっている。
ルーツとされるハコネウツギより花はやや小さく、ほんのり香るのが特徴とされる。
大島では花が白から淡いピンクに変わって散り、ハコネウツギのように濃いめの赤になることはあまりない。伊豆諸島固有変種。
場所 三原山周辺・森・海岸・集落周辺
季節 春(花)

白から優しいピンク色に変化する花は、清楚で美しい!(2022/06/15 撮影)

道路脇の花。日当たりの良いところなら島中で見られる。(2025/06/01 撮影)

「乙女の恥じらいの花」と表現した方も!(2025/05/28 撮影)

咲き始めの頃が綺麗!(2025/05/28 撮影)

花は虫たちに大人気!(2015/06/20 撮影)

咲いたそばから次々に黄色くなって散っていく。(2025/06/09 撮影)

花が散ったあと。このままの形で乾燥しタネを作る。(2025/06/01 撮影)

冬越しの姿。かなり地味(笑)(2023/12/28 撮影)

細長い果実が自然に裂けて、中から小さなタネがこぼれ落ちる。(2025/03/20 撮影)

道路脇の果実。花の咲く時期だが中にはまだ果実が残っていた。(2025/06/01 撮影)

タネの大きさは1mmぐらい。これなら風で遠くに飛んでいけそう!(2025/06/01 撮影)

果実の細い隙間に収まっていたタネたち。(2025/06/01 撮影)

とても小さいタネなのに、風で遠くに飛ぶための小さな翼があってビックリ!(撮影 2025/06/01)